チチカカ湖![]() トトラの船 バルサ ![]() 浮島ウロス島 ![]() ウル族の子供と 記念写真 |
ホテルの前のより船に乗り込みチチカカ湖に浮かぶトトラの浮島ウロス島に向かう。8,032kuで琵琶湖の12倍近くあり、ウル族で25程の島に住んでいる。島が25くらいと言うのは、夫婦、親子、兄弟間での争いがあった時に、その島を分割してしまうそうで、日本でも喜ばれ心安まる便利な仕組みである。ペルーとボリビアにまたがる湖で、インカ帝国の罪人が島流しにされ、住み着くために考え出されたのが浮島に住むことだった。船は浮島に着くとみんなで歓迎され、歓迎の歌を子供たちが「さくらさくら」を歌ってくれた。 その後、葦の茎を持ってきて食べろと言うので食べたがまずかった。だが子供のおやつに成っているとのことだった。大きいのは300人くらい生活しており、野菜畑や学校や教会などもある。次の島に渡るためにトトラの船であるバルサに乗って向かう。 小学校で先生が子供を集めて日本の唄を歌ってくれたので、入口にある寄付箱に1ドル入れた。歴代の大統領でウロス島に初めて来たのがフジモリ氏で、学校を建ててくれたのも彼とのことで人気が高い。隣が教会なので覗いてみると何もないので教会の前でインタビューに応じてビデオに収まった。その隣の住居を覗くと鶏や豚が飛び回っており臭いが相当きつい。湖も独特の臭いがある。この湖は水洗便所であり飲料水にもなるらしとのことは、世の中の輪廻であり自然の掟ともいえる。 洪水の年には水鳥が巣を木々の上に作り、じゃがいも畑はムネを垂直にするとのこと。ウル族が代々伝えてきたエケコ人形をガイドを通訳に長い交渉の末、素焼きで素朴なものを5体買った。この人形は、エケコの持ち主が欲しいと思うものを背負わせるもので、アンデス高原の原住民の神様。背負うミニチュアは24日の正午に買うのが縁起がいいとされています。口には穴が開いており、それは火曜と金曜に感謝を込めてタバコを吸わせてあげると喜ぶそうです。 チチカカ湖には2000人が住んでいて電気はソーラーシステムで賄われており電話もあるらしい。水分が多いのでリウマチが多いらしく浮腫んだ体格である。乾期は3ヶ月ごと、雨期には15日ごとに葺き替えるとのことで、たばこは厳禁らしい。島自体は、葦を積み重ねたもので、水に浸かっている部分が腐ってくれば、新しい葦を重ねていく。帰りの船が来たので行商に行くお姉さんを乗せてくれと言うので皆が了解してホテルに向かった。 |