イカ空港

前方に見えるのが
お店:黄色い線より
入っては成らないの
で大声で我々を呼
んでいる。
(空港ロビーより撮
影) |
バスは12:09にICAのフリアカの空港を目指し猛スピードでひた走る。広大な平原を走り12:30に着く。時間があったので空港前の民芸品店を覗くことにした。ここは今までの中で商品も良く値段も安い。ここでコンドルは飛んで行く(コンドルバス)の曲を彩るサンポーニアの民芸ケースとアンデス民の心をあらわす民芸ケース付きのケーナを横浜の姉さんが側で応援するので辛抱強く値切り購入した。横浜のお姉さんも記念に成るとのことで出発寸前に購入するため走って行った。ここは旅行した人しか知らない穴場の店です。空港前に黄色い線があり、それより入ってはならないらしく手招きする。空港内の売店を眺めていると、ひえかかあわのおこしとキヌアが売ってあるので購入した。ここはICAでリマから南へ308km。葡萄が取れワイヤやピスコの産地で10体ほどのミイラと脳外科手術した頭蓋骨5千体が展示されているイカ考古学博物館もある。
アレキーパ経由のリマ行きのBO727である。直線に入る前に曲がりながらスピードをあげているのに隣の老夫婦は昼食の鳥のモモ足をかぶりついている。揺れがひどいので離陸してから食べたらどうですか。と言うが止められないのか黙って黙々と食べ続けている。通路を挟んで3席の6席で乗務員の男女も空いている客席に堂々と座っているが、浅黒くピューマ足の美人ばかりのスッチーだったのですこぶるにこやか。「ハポネセス?」と聞くので空港の売店で買ったチョコを渡しながら郷くんみたいに「ジャーパーン」と答えたら、にこっと笑ってウインクしたので、連れがいないとリマでは楽しいかったかもしれない。隣の老夫婦のご主人は、セイコー時計の設計者でプーノでガラスがはずれた時計を見せたら、1970年代のモデルで相当儲けさせてもらったものですと言われ、こんなぐらいではずれるはずがないのですがと言って返してくれた。13時出発が30分前に離陸して出発時刻の13時にはアレキーパに着いた。少しの人が降りたので、飛行機のお尻より降りて暑い外気を吸ってきた。座席の頭の上の荷物の扉が全て全開、操縦席はカギもなくいつも全開、なんてこっちゃと思ったが、全員で不審物の点検をしている。乗ってきたのは、旅行者ばかりで重たい荷物を持った人ばかりで、普段しないが離陸前の説明を真剣に聞いていました。13時50分に満席で飛ぶ。スッチーがサンドとケーキとコーラを配ってきたら、隣のセイコーおじさんは、ウイスキーをおねだり、国際線でないので無料のものはないようような口ぶりで(牧人さんの想像)あるのにしつこい、しばらくして琥珀色したものを持ってきたら、そろばん三級、家内は昔は産休、サンキュウと言って旨そうに飲んでいる。今食べたのに全て食べてしまっている。父親より若いが戦前生まれはなんと強いことか。 |