▼ まず、最初にお断りしています。私は、有家に生まれて、有家に育ちました。暑い日などはパンツ一丁でウロウロしている、何処にも居るおじさんです。早口の上、方言ででしゃべりますので、聞きづらいかも知れません。▼ さて、人権の用語で、人権感覚があります。これは、人権が保護されていれば望ましいと感じ、反対に侵害されている状態を感知して「変じゃない。許せない行為だ」と気づくことです。
▼ 次に、人権意識とは、育んだ人権感覚と学習で「自分は人権侵害しない」と自分を律(りっ)することです。▼ わかりやすく言えば、周りの人に対しても、人として、していいこと、わるいこと。言っていいこと、わるいことを見極めながら生きていくことです。▼ 分からなくなったら、自分に当てはめてみてください。▼ それは、自分が嫌だと思うことは、まわりの人にしないと、いうことです。▼ もうひとりの自分を作ってみて、時には、その自分に問いかけてみてください。
▼ あなたが、パートナーや配偶者に、誰のお陰で生活できるのか、などの暴言などの嫌がらせをしたら、DVです。子どもが見ている前で夫婦間での暴言は、子どもへの心理的虐待(面前DV)にあたります。会社で、あなたが、部下や後輩に会社での地位立場を利用して、暴言や嫌がらせをしたらハラスメントです。(職場内で解決しなさいと言う意味です。)
▼ 会社でのイライラを家に持ち込み、高齢の祖父母や両親や子どもに、暴言や嫌がらせをしたら、虐待となります。虐待は、障がい者・子ども・高齢者などの弱者に向けることです。
▼ 今の学校は、有名校の合格者数、一流企業の内定者数などを争って公表しています。有名大学への進学、一流企業への就職ばかり考えるのではなく、社会人として、どう生きてゆくかが大切です。愚かなことは人と比べることです。あなたらしく生きていってください。 社会に出ることは、出来るものと出来ないものを見極めながら、出来るものを伸ばし、出来ないものを出来るように経験を積みながら勉強していくことです。
▼ 皆さんは、英語は6年間やってきましたが、うまくしゃべれない人が多いと思います。話せなくとも世界共通語をお教えします。それはジェスチャーです。
▼ 日本人は、町を歩いているとき外国人に道を尋ねられたら、英語は話せないと急いで去ってしまいます。外国では日本語が話せますかと言うと、話せると返ってきます。そして、忍者、漫画、冨士やま、寿司と言うだけです。
▼ これまで両親や家族に守られてきました。皆さんは、高校生のうちに成人になります。これからは自分で自分を守ることになります。
▼ もし被害を被ったら、一人では解決できないと思ってください。相談することは、問題がおきたとき、話す相手が必要だからです。自分だけでは、思案が堂々めぐりしてしまい、問題に問題を重ねてしまいます。誰かにしゃべりながら考えると、思いがけない適切な改善策やアイデアが浮かんだりします。話すことで雑感とからみあった思念の糸が整理されるからです。(カタルシス効果)
▼ 世の中には運のいい人と幸せを運ぶ人がいます。皆さんも、付き合うなら幸せな人と付き合いなさい。そうしたら自分も幸せな人生を歩むようになるからです。意地悪する人は不幸な人なんです。自分の不幸や不満を他に与えて自分を平準化したいからです。物に当たったり、家族に当たる人も同じです。幸せな人は意地悪しないのです。何故なら満たされており意地悪する必要はないからです。
▼ 会社でのパワハラをはじめ各種のハラスメントで、病気に成って社会復帰出来ないでいる人、ひきこもりの人、最悪には命をなくす人もいます。ひきこもりの人も、学校や会社に行きたいのです。命をなくした人も、生きたかったんです。だが生きる術をどうしても見いだせなかったんです。周りに声かける人、手を差し伸べる人、自分のことのように寄り添ってくれる人がいなかったんです。わたしが、友だちを作りなさいと言うのはこのためです。心の拠り所と避難所先を多く持つことになるからです。
▼ 何事も全てがうまく行くとはかぎりません。最悪の事態に成ったらどうすればいいのか。取り組む前から想定しておけば、最悪の事態に遭遇しても最良へ向かう手掛かりに成ります。トラブルに対応したときあなたが、どう対処したかが重要です。これを乗り切る力こそ真の能力(実力)です。
▼ 新天地では、人間ウォッチング(人間観察)をお薦めします。行動や会話、そして繋がりや行動・感情パターンがわかってきます。ひとり一人への対応が自然とわかってきます。注意するのは、人は一面で判断していけないことです。たとえば、几帳面な人が、いいかげんな面を見せます。ゆえに人は矛盾対立の人生、いわゆる調和をとっていないと生きづらいのです。どちらもその人なんです。
▼ 人間はもとより万能ではありません。間違いをよく犯します。また、人間が作る組織も制度も完全ではありません。仕事(業務)においては、必ず見落としや想定外の問題が起きます。 よって、自分が出来ないことは、出来る人にたより、そして、自分が出来ることで、周りの人が困っていたら、助けながら生きて行くような、暮らしやすく、生きやすい社会にしてゆくことです。皆さんも、そのひとりに成ってください。(聴く勇気 頼る勇気 踏み出す勇気)
▼ 今から、具体的内容にはいります。これからの人生の参考にしてください。
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