民族楽器
コンドルは飛んで行くの曲をお聞き下さい
 
  《アンデスに掛ける橋》

 村の娘が嫁ぐとき
 必ず通る小さな丸太の橋
 知らずして娘らが足を止め
 水に映る我が身を眺め
 遊んだ遠いあの日
 何時か涙がせせらぎに落ちる。


 急かされて歩く足どり重く
 母がこの橋を渡り終えたら  
 振り向くなと言った涙の声は
 何時か耳を抜け山々にこだまする。
 母に背負られ渡った幼い日
 今度この橋をきっとあの人と渡る
 彼のもとへ続く道も遠くても疲れない
 何時かこの道も二人で歩く

                           
 嫁ぐ日必ず渡たり立ちすくむ村の丸太の橋
 娘は涙と一緒に流すのである。
 水の絶えない村はずれの雑木の掛け橋

 アンデス・メロディ詩作人  放浪木牧人
 
雑木の掛け橋

 風呂敷を背負い家路を急ぐ農婦
アンデス(インカ)の民族楽器・縦笛

 ケーナ
 コンドルか飛んで行くでお馴染みでアン
 デス音楽の代表楽器。人の心をアンデ
 スの風にのせて表わす楽器。

 サンポーニア
葦のものと竹のものがある。
 竹製が音が良く価格も高い。

チャランゴミニギター
 12弦

 ボンボ
 山羊の皮を張った太鼓

 カホン
 打楽器
インカの民の福の神。

 エケコの持ち主が欲しいと思うものを背
 負わせるもので、アンデス高原の原住民の神様。ミニチ
ュアは24日の正午に買うのが縁起がいいとされていま
す。口には穴が開いており、それは火曜日と金曜日に感
謝を込めてタバコを吸わせてあげると喜ぶそうです。   
フォルクオーレショウ


インカ帝国以前より吹き継がれたビエン
 スト(風)といわれる演奏会。
 演奏者にオカリナを田中健さんに教え
 た。先生がいた。

             風(ビエンスト)の演奏会

  アンデスの丘に立ち、我が切なる願いを地上の神であるコンドルに託すれば
 思いは天に広がる天の川へと通じる。「フォルクローレ」という言葉は、
 英語の“folklore”すなわち「民俗伝承」がそのままスペイン語に取り込まれたもの。
 アンデス地方の雄大な山と大地の狭間で生まれ、人々の暮らしの中ではぐくまれ、
 アンデスの民の喜怒哀楽が秘められている。インカ帝国以前より引き継がれた
 風(ビエンスト)といわれる民族音楽の演奏会は、心を捉えて止まない。
 高山病に耐えてインカ帝国の首都のクスコの演奏会を覗くと
 演奏者にオカリナやケーナを田中健さんに教えたという先生と会えた。
地上の神

 ペルー民謡「El condor pasa」コンドルは飛んで行く

 I'd rather be a sparrow than a snail 
 わたくしは、カタツムリよりも雀になりたい 
 Yes I Would  そうさ 
 f I could  できることなら
 I surely would  そのようになりたい。
 I'd rather be a hammer than a nail
 わたくしは、釘になるよりハンマーに成りたい。
 Yes I would  If only could  I surely would
 Away, I'd rather sail away 
 遠くへ、わたくしは、船出したい。
 Like a swan that's here and gone
 この地を訪れては、飛び立つ白鳥のように

 A man gets tired up to the ground  
 人は地上に縛られ続けながら
 He gives the world its saddest sound
 I  Its saddest sound
 人の心を世界に向けて発信している
 I'd rather be a forest than a street
 歩く道に成るより森に成りたい。
 Yes I would  If I could  I surely
 would そうさ、できることなら、そのように成りたい。
 そうさ、できることなら、そのように成りたい。
 I'd rather feel the earth beneath my feet
 わたくしの足の底で大地を感じていたい。
 Yes I would If I only could I surely would
 そうさ、できるなら、草原の輝きにのように、今の自分を
 大空に飛び交わせたい。