イカから
 首都リマ



お世話になった現地の
 ガイドさん
 即席カップ有家めん







 白いのがサボテン
 につく虫。潰すと
 赤い汁がでる。

帰国
 遊覧を終え、バスはリマに向かい走り砂漠の真中に止まった。ミラド
ール(観測塔)に登るらしく、遊覧が終わったばかりで登りたくなかっ
たが、登ると左手が5本で右手が4本の地上絵と木があった。右側に
は何処までも続く滑走路のような地上絵が見える。下にはインカ石に
地上絵を描いた土産品を売っている。又、連れの男性が入っては行
けないところで石を捜しているのでガイドが飛んで行き、前よりさらに
怒り狂った。今見たのは帰国して世界遺産だとわかった。バスは走り
つづける。川が突然消えて地下水となる。砂は続くけど水が豊富で
青々と至る所が繁っている。繁っている木は堅いらしく地表の10倍
ほど地下に根を持っているとのこと。サボテンの群衆している場所で
バスは止まり、サボテンの葉についている白い固まりを潰すと赤い汁
が出てくる。これを利用して壁など染色したとのことらしい。
 バスは、昼食のために12時30分にイカのリゾートホテルに着い
た。このホテルにはプールがあり、週末にはリマよりお手伝いさんを
連れて保養に来るホテルらしい。ビキニギャルと、いにしえのお姉さ
んが泳いでいるのを横目で見ながらビッフェランチを少しずつ食べて
いると自然と食欲が出てきた。四輪駆動車が止まるとホテルのボーイ
が数人が荷物を運び込む姿がロビーで見える。食後ホテル内のショ
ップなどを見ながら散歩した。
 バスは、リマに入いりホテルに着いたときには古里に帰ったような
気持ちに自然と成った。部屋に入り荷物をまとめる。着いたときに頼
んでいた各種の食材を貰うことができたが、生なので税関で止められ
ないだろうかと心配である。日本から持ってきた開発即席麺が残った
ので、すこぶる元気な女性たちに配ってしまった。夕食がには寿司と
アサリのみそ汁が出され、オーナの深沢社長たちよりペルーの状況
を聞きながら食事した。経済、漁業、食材について書き連ねてみた
い。食材については、後ろに詳しく添付しているので、あえて省略した
い。成功した日系人はアメリカに連れていかれたらしく、現在は沖縄
人が70%である。頼んでいたマカのチップスが配られたので味見す
ると香ばしくて全員より好評。
  チリのサンチェゴから来るランチリ航空は、超朝1時35分リマを離
陸しロス向けて出発。2万キロの帰国の旅が始まった。幸い回りが空
席だったので横になって行けると思っている、無料のお酒せいで感じ
なかったのかクーラーが左足の太ももににあたっているのがわからな
かった。帰国してこれが長い苦しみに成ってしまった。ロスでの待ち
時間を空港2階の食堂街で同行の帰国したら栄転の兄さんとラーメ
ンとおにぎりを食べながら過ごしていると、高校生がドンドン行ってき
て隣に座って写真を撮れと言う。ホームスティで来たとのこと。何で根
掘り葉掘りペルーにロスのまでの倍以上かけて行ったのか聞くので
答えていると、今度は地球上の農協観光の旗が勇ましくどやどやと多
くのお兄さんお嬢さんを連れてきた
 13時05分発のJAL065便は成田に向けて離陸した。成田での税
関での申請は、何故か汗をふきふきカートを押して通ったことが蘇
る。1997年より国内より始めた食材との出会いの旅。人間をはじめ
地球上の生きるものたちが、楽しく長く生きられる食材やハーブ(薬
草)があることを信じて。時と空間の狭間で祈りに似た食材さがしの
旅はまだまだ続くようだ。
  貴重な人生の時間割いてくださり、わたくしとお付合いただき誠に
ありがとうございました。心より感謝申し上げ、ここで紀行文は終了さ
せていただきます。        ありがとうございました。

 大きなネズミ
 (クス)の
 記念試食








 小学校・中学校
 での講義
【あとがき】
 1ドル3.5ソーレスで1ソーレスはおよそ34円、一般的にはドルが
使用できるが、移動中のトイレ使用のため、少し現地通貨に変えた
ほうがいい。ドルへの両替も成田で多くても10万円くらいにして、多
量のお土産を買わなければ5万円で十分です。昼間は30度を超す
暑さで、夜は零下になる
 こともあるのでセーターも持ちたい。四千mを越える高地なので紫外
線が強く、帽子、サングラス、日焼け止めクリーム、リップクリームは
必需品で、あなたの厚い顔の皮も1日で剥けてしまいます。コカ茶が
至る所にありますが、すぐに効くものではないので高山病対策のた
め、常用薬をはじめ胃腸薬、正露丸、風邪薬、解熱剤、ホッカイロな
どを持ち、ティッシュは箱からだしビニールに入れリュックの隅に入れ
ておくと便利です。220vなのだがコンセントは日本と同じもの。旅行
傷害保険はなるべく高いものに加入してください。そうです、もらう人
のために。風邪でも外国では実費なのでびっくりするほどかかりま
す。酸素ボンベは現地のホテルやバスに備えてありますが携帯用で
はありません。便利な携帯用を持参したいですが成田で没収されま
す。パスポートは、コピーを持ち歩くようにして、諸般の事情で各地で
の検査が厳しいので金属のものには注意する。日本へ国際電話は
思ったより安い。各地で絵葉書を買って友人へ投函したい。添乗員に
言っていれば近くの郵便局に止めてくれる。時計は安いものを2個
(日本時刻と現地時刻)あれば好ましい。日本からの添乗員さんは、
JALの座席ショッピング雑誌に掲載されている1個に2段に成ってい
るものを身につけていた。帰国したら栄転のおじさんは、山登りに便
利な高度計の付いた腕時計であった。双眼鏡持参者は結構多く、ア
ンデスの山々や遺跡の細部を見るのに便利のようだった。ミネラルウ
ォーターは、シンガスのものを出発の前に1ドルなのでホテルで必ず
買って外出する。誰でも水には注意するが、氷には注意が払われな
い。現地の水でそのまま製氷しているのも多いので注意を要します。
高校の先輩である「草野仁」さんの○○○発見も良く見ています。PE
RUの文字に敏感に成ってきているようです。
◎変な人が至る所に写っている写真300枚やビデオが数本あります
のでよろしかったらどうぞ見てやって下さい。◎PERUを旅したら世界
のどこに行っても乗り越えられるはず、世界の秘境を廻った方々が、
これまでの旅で一番「つらくて苦しい」と言われたことが高原での記憶
に残っています。 ●長い道のり(片道24時間、往復4万キロ)●温度
差(昼は30度で夜はマイナス)  ●高山病(下山しないと治らない) 
●危険(銃と麻薬と泥棒と殺人と貧民街)  ●時 差 ●水とインディ
オ食事 ●移動時間が長い(午前3時に起床して夜12時にホテル
着)


 メロデイ試作






 降り散る衣は
 冬じたく
《余白ができましたので、ご迷惑を顧みず掲載させていただきます。1
8歳の時の初めて作ったメロディ詩作、はたちの時の処女詩集「もっ
こうの詩」、28歳の時の「人生の道草」よりの抜粋です。
  十代か二十代の頃の文章ですのでお手柔らかに。》
  
 「小さな自分が見える」(メロディ詩作集より)

  故郷の丘に立ち いま思うことは
   あの夕やけの向こうに 僕の夢がある
   空に浮かぶ白い雲も ぼくの心をとざす
   果てなく広がる空は いけども広い
   夢を求めて はばたく小さな自分が見える。

  故郷の丘に立ち いま思うことは
   あの山の向こうに 僕の何がある
   いま沈む暗いこころも いつかは晴れるだろう
   求める我らの幸せは 果てなく深い
   夢を求めて はばたく小さな自分が見える。

  故郷の丘に立ち いま思うことは
   あの地平の向こうに 僕の夢がある
   こみ上げる光る涙も 夕日でかわくだろう
   いま踏みしめる道は いけども遠い
   夢を求めて はばたく小さな自分が見える。

 「冬じたく」 (処女詩集「もっこうの詩」より)
 
  秋は自然と生き
  裾野を道づれに
  沈黙づたいに歩かば
  紅葉も使命果たさんか
  降り散る衣は冬じたく

  一面敷くは風の効用
  みんじりともせずは我が地の効用
  あたり回らば
  我が身回らんかな

  行きかうも旅人と知らしめ
  過ぎし日も己と悟る
  つまびらかに知り
  記憶を引き下げ
  沈黙づたいに歩かば
  我が身回らんかな
   
  秋は自然と生き
  裾野を道づれに
  沈黙づたいに歩かば
  紅葉も使命果たさんか
  降り散る衣は冬じたく


 【アンデスの透き通
 る瞳で話す少女】
 朝早くから夜遅く
 までアルパカを
 追う。







 世界の食材の話
 「見はるかす夢」(人生の道草より) 

 「自立」それは人間的な「はじめ」であり、多くの空間が開かれたとき
何かが始まろうとしていることなんです。

  老人がもつ智恵と経験、若者がもつ情熱とエネルギィ
  この絶え間ない葛藤ののちに訪れるであろう調和
  そして、この調和こそ、日常生活にには求められない
   自由奔放な世界へ我々をいざなってくれると思います。
  
   手段としての音楽、その音楽のもつ
   「ここちよさ、まろやかさ、ふくよかさ」により
   一層鮮明をますことでしょう。
   見る位置によって物事がさまざまに解釈されるように
   共に手を取り合える「キッカケ」がいるものです。

   音楽を媒体として(ふれあい)として、心を寄せ合ってゆけば
   何か素晴らしいものを、ひとつずつでも息づかせ
   ゆけるのではないでしょうか。
  方向が見つかると方法も見つかるはずです。
   まず、「あなた」の理解を求めたいと思います。
                      ファンタジック○遊戯響和國

 「民話にひそむ音楽」(人生の道草より)

   あなたの町や村に古くより語りつがれた民話は、
   幾世代を経て今、老人の心の片隅に
   わずかに残っているのにすぎません。

   老人が孫に語りかけていたひととき
   (縁先で日なたぼっこして話してくれたひととき)
   (寝つかれない子らに話してくれたひととき)が
   今の生活には必要ないかのように、子供たちの心の中に
   スイッチひとつで入ってきてしまうようです。

   このひとときの欠如で、語り場を失ったあなたの町や村の
   財産が消え去ろうとしております。
   祖先の息づかいが直に伝わる唯一のものを
   子供たちの心に芽生えさせ、そして生きづかせ
   貴い夢の文化財産を子供から、その子供へと
   今、残したいものです。        入民村ふるさと探訪局

 「お遊戯」(人生の道草より)

   人は遊ぶ時のみ真の人間となる。遊戯は跡をとどめず、
   失うために求められ、そして終わるために始められる。
   今、ここに自由奔放で、気まぐれで、
    空想的なエネルギィの発散の場があれば、皆個性が発見で
    きるなずである。
   友を誘い、ぜひ人生の道をまげてお立ち寄りください。

 「希望」(熊本県牛深にて)
 もうだいぶん昔の話ですが、牛深の楽々園ホテルに宿泊した折、偶
然にも鈴木健二さんも講演が終わられ宿泊されました。ホテル内に
は酔っぱらった二人だけだったのでお話しする機会がありました。思
いがけなく長い間お話しさせていただき、別れ際に『地域づくりはどの
ようにしたらいいでしょうか。』とお聞きしたところ、『自分の自由時間
と労力をいかに郷土(地域)に提供し、頭と心を寄せ合う努力を、まず
先行させなければならない。物の生産と同様に文化も汗の中から生
まれるからと。希望を持ち、自分の気持ちをまず隣人に話し、理解を
求めることより始めることです。』と話され、別れ際に名刺の裏に「希
望」と書いていただきました。
  最近ようやく、何事にも問題意識を持ち、常に向上を模索すること
こそ大切と感じております。お世話させていただいて、最近ようやく何
かが少しわかりかけてきたような気もしています。
                    ありがとうございました。