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インカ帝国時代の首都であったクスコの夕暮れは、風呂敷を背負った農婦が 家路を急ぐ光景に出くわすものだ。 |
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さあ−音楽を聞きましょう。 |
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■そうめんの詩■ | ||
■ペルー民謡■ | ||
■亜米利加民謡■ | ||
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クスコの夕暮れ | 雑木の掛け橋 | |
《アンデスに掛ける橋》 村の娘が嫁ぐとき 必ず通る小さな丸太の橋 知らずして娘らが足を止め 水に映る我が身を眺め 遊んだ遠いあの日 何時か涙がせせらぎに落ちる。 急かされて歩く足どり重く 母がこの橋を渡り終えたら 振り向くなと言った涙の声は 何時か耳を抜け山々にこだまする。 母に背負られ渡った幼い日 今度この橋をきっとあの人と渡る 彼のもとへ続く道も遠くても疲れない 何時かこの道も二人で歩く 嫁ぐ日必ず渡たり立ちすくむ村の丸太の橋 娘は涙と一緒に流すのである。 水の絶えない村はずれの雑木の掛け橋 アンデス・メロディ詩作人 放浪木牧人 |
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空中都市マチュピチュ | ||
風(ビエンスト)の演奏会 アンデスの丘に立ち、我が切なる願いを地上の神であるコンドルに託すれば思いは 天に広がる天の川へと通じる。「フォルクローレ」という言葉は、英語の“folklore”すな わち「民俗伝承」がそのままスペイン語に取り込まれたもの。アンデス地方の雄大な山 と大地の狭間で生まれ、人々の暮らしの中ではぐくまれ、アンデスの民の喜怒哀楽が 秘められている。インカ帝国以前より引き継がれた風(ビエンスト)といわれる民族音楽 の演奏会は、心を捉えて止まない。高山病に耐えてインカ帝国の首都のクスコの演奏 会を覗くと演奏者にオカリナやケーナを田中健さんに教えたという先生と会えた。 |
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ペルー民謡「El condor pasa」コンドルは飛んで行く I'd rather be a sparrow than a snail, わたくしは、カタツムリよりも雀になりたい Yes I Would, If I could, I surely would...hmm, そうさ できることなら そのようになりたい。 I'd rather be a hammer than a nail, わたくしは、釘によりハンマーに成りたい。 Yes I Would, If I could, I surely would...hmm, そうさ できることなら そのようになりたい Away, I'd rather sail away, 遠くへ、わたくしは、船出をしたい。 Like a swan that's here and gone... この地を訪れては、飛び立つ白鳥のように A man gets tired up to the ground, He gives the world its saddest sound, Its saddest sound...hmm, 人は大地に縛られ続けながら、悲しい叫びを世界に届けようとする。 I'd rather be a forest than a street, 歩く道より森に成りたい。 Yes I Would, If I could, I surely would...hmm そうさ、できることなら、そのように成りたい。 I'd rather feel the earth beneath my feet, わたくしの足の底で大地を感じていたい。 Yes I Would, If I could, I surely would...hmm そうさ、できるなら、草原の輝きにのように、今の自分を大空に飛びかわせたい。 |